慢性リンパ性白血病(CLL)の疾患Q&A
Q16
治療しながら、仕事などの今の生活を続けていくことに対して、誰に相談したらよいのでしょうか?
A
がん患者さんの約30%は就労世代(15~65歳)といわれています1)。よって、「仕事を続けながら治療を受けたい」と希望される患者さんも多く、治療と仕事の両立を社会で支える動きも活発になってきています。
まずは、担当医にこれからの治療の内容についてしっかりと聞くようにしてください。これから受ける治療は入院する必要があるのか、お薬による治療はどれくらいの頻度で行うのか、どのような副作用が想定されるのかなどの確認と理解が、治療と仕事の両立への第一歩になります。
そして、就労に関する悩みがある際は、担当医に相談するとがん相談支援センターの医療ソーシャルワーカーにつないでくれますので、具体的な相談を聞いてもらうことができます。
担当医から紹介がなくても、また現在診療を受けている病院以外のがん相談支援センターにも相談できますので、相談してください。がん患者さんの就労支援のため、社会保険労務士やファイナンシャルプランナーといった専門家の助言を得ることもできるがん相談支援センターもあります。まずは、一人で悩まずにがん相談支援センターに相談なさることが大切です。
【参考文献】
- 1) 国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/dl/index.html [2024年1月29日アクセス]