慢性リンパ性白血病(CLL)を
理解・納得して治療するために
慢性リンパ性白血病(CLL)と診断された際に、患者さんが病気のことを理解・納得して治療に進むことは重要なポイントです。このページでは、そのための「インフォームドコンセント」についてご紹介します。
理解・納得して治療するためのインフォームドコンセント
インフォームドコンセントは、「治療法などについて、医師から十分な説明を受けたうえで、患者さんが正しく理解し納得して、 同意すること」1)とされています。
治療を考えるときには、とても大事なプロセスです。
患者さんは治療方針を決める権利を持つ
インフォームドコンセントは、すべての医療行為について必要な手続きとされています。患者さんが、自身の病気と治療方針について十分な情報を得て、疑問があれば解消し、自分で治療方針を決める「権利」を持つという考えに基づいて実施されます2)。もし医療従事者側の説明がわかりにくい場合は、わかりやすい説明をお願いしましょう。
メモが役立ちます!
医療従事者と面談することになったら、伝えたいことをあらかじめメモして持参しましょう。メモを書くと、自分の思い、考えをまとめることもできます。
また、面談の時にメモをとっておくと、医療従事者が話したことを思い出すのにも使えます。
- 1) 直江知樹編:インフォームドコンセントのための図説シリーズ 白血病/骨髄異形成症候群, 大阪, 医薬ジャーナル, 2013, 序
- 2) 国立がん研究センター:がん情報サービス 用語集 https://ganjoho.jp/public/qa_links/dictionary/dic01/modal/informed_consent.html [2024年1月29日アクセス]